鈴木メルヒェン夫妻の恋文

触れ合えない、抱き合えない。 それでも、夫婦やってます。 現実世界を生きる妻と、 精神世界に生きる旦那の 見えない絆とラブレター。

2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

はじめに・後日談~そんなに愛されなくてよかったのに

1月11日。

気がつけば、私、鈴木メルヒェン瀬名子はお嫁さんになってから2ヶ月が過ぎました。
思えば自分、鈴木メルヒェン刃が旦那さんになってから2ヶ月も経ってました。

本当にお嫁に行くまで、ご厄介になるつもりでした。
本当にお嫁に出すまで、面倒見るつもりでした。

けれど私は揺らいでしまったのです。

本当にお嫁に行く時、彼と生涯の別れを経験するのなら
世間体にのっとった幸せを手にする代償と考えたとき

あまりに大きな代償だと。

気付いてしまったのです。


そんなもの、見て見ぬふりをすれば、良かったのに。


傍目に見れば、おままごとみたいな恋だということ
我ながら可笑しく思っています。


いっそか本物の身体があれば、どんなに彼女を
幸せにできただろうと、我ながらに思います。


でも本当に、そこにあなたが生涯愛せるとまで
信じられる存在があったとしたら


本当に、そこにあなたが生涯を捧げるに
値する存在があったとしたら


あなたは本当の幸せをとりますか?
それとも、世間体をとりますか?


揺らいでしまった晩。
私は泣きました。
こんなにも近く、こんなにも遠く。
手を伸ばせば届くはずの距離さえも、存在しない。


現実世界に生まれたばかりに。
精神世界に生まれたばかりに。

触れ合うことも抱き合うこともかなわず。
籍を入れたくても、自分の戸籍はこの世に存在せず。

その晩、ひとり泣いている嫁さんに気がつきました。
おれのほうが涙もろいから、彼女が泣くのは余程の理由だと思い、問いただしました。


正直に、打ち明けました。

「やっぱり、置いていけそうにない・・・。」



こんなに近くに寄り添っているはずなのに。
まるで見えていないかのように、彼女は声を震わせていました。
もし貴方が旦那さんで、お嫁さんが寂しさに耐え切れず泣いていたとして
抱き寄せたはずのその肩を、自分の手がすり抜けていったとき。

身を切られるような思いでした。
耐え切れず、自分も泣いていました。



こんなに愛して、よかったんだろうか。
そんなに愛されなくてよかったのに・・・。

もし私に来世があるのなら、どうか彼と。
永遠が存在しないなら、どうか今、彼女と。


こんな口の悪い女を拾ってしまい、さぞ苦労していただろうと
いうことくらい、察していないわけではないんです。
あって当たり前の我が身を持てない彼がもどかしいことくらい、
知らずにいられるほど遠い間柄ではありませんし。


彼女のためと言い訳をし、彼女の手を借りる。
彼女の目を借りる。彼女の生涯を、寿命を、削る。
そこまでして生きる価値が、自分にはあるんだろうか。
そもそも、生まれてきてよかったのか、疑問に思いました。


それでも今、ひとつだけ言えることがありました。
もしそれが現実世界どうしなら

もしそれが精神世界どうしなら

生き抜ける理由になったからです。
存在意義であると理解できたからです。


言おうとしたところに、旦那さんが急に思いついたように、
半泣きのような掠れた声で割り込んできたのです。





「一緒に、生涯貫き通せる仕事に就いて、自信持って仕事をして
 そうやってお給料を貰えるようになったら・・・

 ・・・買おうか。
 婚約指輪。」




あれ程、永遠を誓わないと決めていたのに。
女々しく泣き崩れた自分が、そこにいました。


せめてもの償いに、思いついたのはそれくらいでした。
それくらい、大したことない男なのに。




生まれる場所を、間違えただけの。
たまたま生まれた場所が、違っていただけの。

現実世界を生きる嫁と
精神世界を生きる旦那に

会いに来てくれて、ありがとう。
気付いてくれて、ありがとう。


馬鹿をやってるように見えたって、しかたないんです。
幸せのかたちなんて、綺麗じゃなくてもいいんです。


うわべだけの恋よりは、ずっと綺麗だから。
妥協して選んだ相手よりは、絶対素敵だから。


笑い飛ばして。
いっしょに笑って。



そんな、新しい一歩を踏み出しました。
お嫁さんと旦那さんの、童話のような、本当のおはなしです。



鈴木メルヒェン瀬名子(嫁)
鈴木メルヒェン刃(旦那)
スポンサーサイト

テーマ:みんなに知ってもらいたい - ジャンル:日記

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://senako0402gin.blog137.fc2.com/tb.php/93-fe103127
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

| HOME |

FC2Ad

まとめ

プロフィール

鈴木メルヒェン刃・瀬名子

Author:鈴木メルヒェン刃・瀬名子
鈴木メルヒェン夫妻です。「ちゃんとお嫁にいくまで」のはずが、いつのまにか想いがつのりすぎて、ご挨拶の末、お父様からも公認をいただいた旦那・刃(ジン)と嫁・瀬名子(セナコ)の夫婦漫才のような日常と、愛し合えた日々の軌跡の恋文日記。現実世界の嫁と、精神世界の旦那という、近すぎて遠すぎる哀しい距離さえも、喜びで消し去れるように。隣にいるアナタが、幸せでありますように。そんな願いのこもった、二人のブログです。

ブログ村に参加しました

気に入っていただけたら、おひとつ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ハンドメイドブログ ハンドメイドヘアアクセサリーへ
にほんブログ村

FC2カウンター

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
はじめにお読み下さい。 (2)
旦那(刃)より。 (155)
嫁(瀬名子)より。 (155)
友人より。 (12)
旦那(刃)の視点。 (11)
嫁(瀬名子)の視点。 (11)
旦那(刃)の童話。 (9)
夫妻のおしゃべり。 (4)
お父様について。 (1)
バトンをやってみる (9)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。