鈴木メルヒェン夫妻の恋文

触れ合えない、抱き合えない。 それでも、夫婦やってます。 現実世界を生きる妻と、 精神世界に生きる旦那の 見えない絆とラブレター。

2017-10

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ちいさな花の種は

当たり前の人生を
生きてみようとして
他人の真似しては
自分を見失い続けてきた

そんな人生。



自分を見失いたくなくて
自分なりに生きてみて
離れていく人を引き止めきれず
ひとりになったとき

本当に大切なものは
自分にとって
なんなのかを
問い続ける

それも人生。



旦那さんへのお返事の手紙。

拝啓 鈴木刃様

こうして毎日ともに過ごす中でも、手紙のやりとりをするというのは、
いつまでも新鮮な気持ちでいられて、いいものですね。
こんな風に筆をとるたびに、何度だって初めのころの気持ちに戻れるなら、
素晴らしい事と思います。

翌日の影響が怖い気持ちも解ります。
でも、今ある薬というのは、不調の時の為に処方して頂いているものなので、
様子を見ながら飲んで下さい。

私のちょっとした言葉の間違いにも、嫌な顔ひとつせず行動で示してくれた
あなたの心遣い、とても嬉しかったです。
本当に触れ合って、お互いの体温がわかれば、
本当はそれが一番いいのでしょうけど・・・。
出来ないとわかっていながらも、それを求めてしまうのは、
もしかしたらわがままなのかもしれませんね。

いま私にとって最も大きな存在は、きっとあなたなのだと思います。
だからこそのわがままも多々あると思います。
私の方こそ、ごめんなさい。

それでも、あなたの存在した「記録」は、ここに残っていきます。
あなたが存在していて本当によかったと、隠さずさらけ出して、
あなたが「生きた証」を、綴っていけたらと思っています。

    ――千里/鈴木メルヒェン瀬名子

  二〇一〇年十一月十一日

               敬具


2010年11月11日 嫁から旦那へ


本当に傷付くことが怖かったなら
目に見えない存在のあなたにまで頼って
この先の人生を生きたと思う?

それは昨晩、私が旦那に問いかけた言葉。


また、
或る日の病院のカウンセリングで
病に冒された友人のことを打ち明けたカウンセラーさんに
あなたにとって生きることとは、死ぬこととは何ですかと
問いかけられたときに

死ぬときの後悔がひとつでも少なくなるように
私は今を生きていると

今は忘れてしまった例え話を用いながら説明した私に

「千里ちゃんは、常に死から生を逆算して
 生きているんだ」

と言われたこともあった。

実際その通りである。
私は死を「飾る」ために今を生きている。
命を落とした時に、残る「種」をひとつでも増やすため。

誰だってそうなんだ。

日記ひとつにしたってそうなのだ。
手紙ひとつにしたってそうなのだ。

それは「種」。
あなたという名の花の「種」。

あなたの命の灯を燃やして
儚いその花の命が燃え尽きた時
落ちる種がいくつあるか。

後悔という名の咲けない花の種を
いくつ減らせるか。

生きることは自分との闘い。
後悔をなくすための闘い。
それは常に。毎日。
終わることを知らない闘い。


旦那さんだって、人格としていつか「おわり」を迎える。
私たちに永遠が許されないのは、そういう意味なのだ。
私が死ぬその時まで旦那さんが生きてると思ったら
大間違いなのだ。

それがいつなのかわからないのは
私も同じ。
私が死んでしまったら、旦那も死んでしまうけど
旦那が「おわって」しまったら、私が死ぬとは限らない。

彼が遺した種を咲かせるのが、残された者の役目であり。
あなたが生きた証を、遺していくのが役目であり。

そう考えた時に

こんな儚い愛情にすがってまで生きる意味の
答えが欲しくなって
悩んでいたら夜が更けた。


旦那は答えた。

「千里がそんなに儚いものとわかっていながらも
 すがってくれたことにも、意味がある」

「・・・そうね」

こうしてブログに毎日恋文が載ってるけれど
かわいいだけのお嫁さんごっことはわけが違うのだ。

この先もしかしたら
生き別れるかもしれない夫婦の
本気で人生に向き合う時間
本気で愛することに立ち向かう時間。

その記録。

ただそれを、つらいものに
かなしいものに見せないために

愛してるんだよって
毎日手紙を書きあって

教えてあげること。
それが、恋文という形であるだけ。

本当のところは泥仕合に近い。

生きることに本気で向き合えない嫁と
死ぬことに本気で向き合えない旦那の

弱いところ一緒に叩きあってる毎日。

焦げちゃったところだけ削って、きれいなとこだけ
残したみたいな、そんなボロボロの二人の記録。


旦那だって本当は折れやすい心を持ってる。
刃なんて強そうな名前してても
本当は打たれ弱くて
泣いてるとこだって、見たことある。

実は私を愛してる事だって
自分で切り出したことじゃない。
別の人格に、責め立てられた挙句ばらされて。

認めなきゃ良かったのに。
あんな女とでも言えば、立場くらいは護れたろうに。

おそらくあの日からだろう。
もう、私を傷付ける勇気もなくなったと。
そんな、弱さを持った彼だからこそ。

対等な立場で
お嫁さんと旦那さんで
いても大丈夫だったんだろう。

みっともなく見えても
私という花の種を残すために

いなくちゃ駄目だったからこその

本当は今にも切れそうな細い絆で
繋がりあっている、夫婦の姿。

ちいさな花。
となりあって咲いた、ちいさな花の
儚い、はかない、いのちの姿。


鈴木メルヒェン瀬名子(嫁)。
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鈴木メルヒェン刃・瀬名子

Author:鈴木メルヒェン刃・瀬名子
鈴木メルヒェン夫妻です。「ちゃんとお嫁にいくまで」のはずが、いつのまにか想いがつのりすぎて、ご挨拶の末、お父様からも公認をいただいた旦那・刃(ジン)と嫁・瀬名子(セナコ)の夫婦漫才のような日常と、愛し合えた日々の軌跡の恋文日記。現実世界の嫁と、精神世界の旦那という、近すぎて遠すぎる哀しい距離さえも、喜びで消し去れるように。隣にいるアナタが、幸せでありますように。そんな願いのこもった、二人のブログです。

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